番組を観て思った個人的な意見
おねがいマイメロディはシリーズが4つあり、2005年4月から1年ごとにシリーズが変わって放送されていた。基本的には幼児向けの番組となっているが、ストーリーや内容からして大人が見ても十分に楽しめる。
初期「おねがいマイメロディ」2005年4月~2006年3月
最初はマイメロの可愛さに興味を持っていたが、ストーリーもしっかりしている。最初の頃は、登場キャラの話し方や言葉遣いが手探りに思えたが、次第に安定してきてベストな状態になった。最初に観たシリーズなので観るもの全てが新鮮だった。
2期「くるくるシャッフル」2006年4月~2007年3月
ストーリーは初期に似ていてしっかりしている。登場キャラが、潤、ウサミミ仮面が追加されて充実した。一年間の実績から、各キャラの役割が明確になり、表現力が豊かになって洗練されたと思う。一番好きなシリーズ。
3期「すっきり」2007年4月~2008年3月
放送時間がこれまでの30分から15分に変更、ストーリー性が少なくて短編の連続になった。登場キャラの柊と潤が削られていている。どうしても物足りなさを感じた。
4期「きららっ」2008年4月~2009年3月
舞台がマリーランドだけになり、人間界の登場キャラクタは出てこない。それまでメインキャラだった歌ちゃんのポジションがきららちゃんに変わったため、内容も違う印象を受ける。制作も韓国に移り、フラッシュアニメを採用しているため動きやマイメロの顔が少し変わっている。
おねがいマイメロディというと、初期と2期が充実度は高くてメインだと考えている。3期と4期は制作の予算が少なくなったのか、もう一つな印象を受ける。最初に観たシリーズが新鮮に思えて、だんだんと慣れてしまったのかもしれないし、3期以降は期待しすぎたのかもしれない。それだけ初期と2期の充実感があった。
番組の影響
ストーリーの中で、「イケメン」「勝ち組・負け組み」という言葉が沢山使われていて、【イケメン、勝ち組=いい】【負け組み=ダメ】と方程式を持たせている。これによってメリハリが利いて面白くなっている反面、幼い子が観て偏った価値観を持つような気がする。また、必ず夫婦は女性の方が強い立場になっているのも偏りがあるだろう。
好きなキャラ
一番好きなキャラはマイメロ。次に、クロミ、柊、歌ちゃん、バク、真菜ちゃん。みんないい個性を持っている。ウサミミ仮面は最初はイマイチと思っていたが、徐々になくてはならない存在感を出している。マイメロママと王様も登場回数は少ないが印象は強い。
好きなシーン
- マイメロの「お願い」や「くるくるシャッフル」の声や動き
- クロミの笑い方
- バクの声や話し方
- 柊やウサミミ仮面の偏ったクールな性格
- 真菜ちゃんの可愛いもの嫌い
- 王様のアホさ加減
- 大臣の腹黒さ